献眼の方法と角膜移植

アイバンクってなにするところ?

 角膜移植を待つ多くの方の手術が円滑に行われるよう、死後眼球の提供をしてくださる方の登録を受け付けています。

 尊いご本人の意思とご家族の同意を得て眼球を提供していただき、角膜を必要としている移植患者へつなぐ架け橋をしています。

角膜移植って?

 角膜疾患の方が視力を取り戻すためには、亡くなられた方の透明な角膜が必要です。
 角膜は、眼球の最前部にある透明な膜です。
 病気や外傷などで濁った角膜を透明な角膜と取り替える手術を角膜移植といいます。

脳死でも提供できるの?

 心臓死または脳死でも提供できます。脳死の場合は、心臓を始め他の臓器を摘出後、眼球提供となります。

眼球を摘出したあとは?

 眼球を摘出したあとは、義眼を入れますので元のお顔とかわりません。

親族への優先提供は?

 臓器移植法改正によりまして、親族へ角膜の優先提供の意思表示が出来ます。

(親族の範囲は配偶者、子及び父母のみです)
 親族への角膜の優先提供を希望の有無を、登録申込用紙の「親族優先提供を希望する・しない」の欄で表示して下さい。

次のような方は献眼できます

1.アイバンクに登録されている方でご家族のご承諾があるとき

2.アイバンクに登録されていない方でもご家族のご承諾があるとき

3.ご高齢の方、白内障など目の手術を受けた方

4.遠視・近視・老眼の方

5.死後10時間以内の方(10時間以上経過していても献眼できることがあります)

6.移植を受ける方に影響のある感染症のない方(B型肝炎・C型肝炎・その他)

7.死因が確認できる方

献眼の連絡先

万が一の時、大阪アイバンクにご連絡下さい。

24時間いつでも連絡可能です。

【献眼ホットライン】

電話 06-6875-0116

お亡くなりになってから10時間以内に眼球を摘出させて頂きますので、ご連絡はなるべく早めにお願いします。

医師が到着しましたら、眼球摘出と採血の承諾を頂いてから、眼球の摘出をいたします。必要な時間は、通常約1時間~1時間半程度です。但し、ご遺体の状況により個人差がありますので、もう少しかかる場合も あります。

ご協力をお願いします

角膜移植を待つ患者さんは全国で約1,700人程度おられ、提供される方が少なく、2年以上も移植手術を待っておられる方がたくさんおられます。

献眼にあたって大切なこと

登録されている方がお亡くなりになっても、ご家族様からの連絡がなければご本人の意思は生かされません。

日頃からご家族の皆様に献眼についてのご意思をお伝えしておくなど、あらかじめご理解頂くようお願いします。